1993年製 K-1の修理

2011.05.20 Friday
 1993年モデル、K-1エリートの修理を承りましたー。


修理箇所は

「バウキールのリブを留める金属プレート」

お電話で破損状況を伺い、パーツ部分が頭に浮かびます。


破損は、こちらの部分


本来は写真で見える穴の部分にリベット留めされているパーツです。
小さなパーツですが、このパーツが欠損するとリブが付けられず組立ができません。

特に、キール部分・・・カヤックの脊椎とも言えばいいでしょうか・・・
のパーツなのでとても重要です。


何故このパーツが取れてしまったか?


パーツの下の玉のような物、これがリベットの末端部。
フレームの内側で留めるべき部分が塩害から腐食し、ちぎれてしまっていたのですね。

アルミニュウムを腐食させるとは、塩害はやはり恐るべしです。


穴の周囲を見ると、多少なり塩害からの痕跡も見受けられます。



真鍮ブラシを軽く当てこすればこの通り


表皮の部分に痕は残るものの、錆などは除去されます。
まだまだ充分に現役として使用可能です。

同様のパーツ破損がもう1箇所


こちらの穴は18年の歳月を感じさせない程の良い状態。
先ほどの破損部と合わせて2セットのパーツを用意します。

リベットは腐食に強いステンレス製を使用。


これらのパーツを・・・


このように組んで・・・

先ほどの2つの穴へ差し入れます。



そして、リベットを取り付ける工具でリベット固定



左、施工前  右、施工後  ビフォアー&アフターの共存ですねーー。



そして左もアフターとなるとこの通り


本来持つ姿を取り戻しましたー!

はいっ、終了ーーーーっ これで、K-1エリートも海へ出られます。


・・・と、思いきや・・・気になる箇所、発見!


フレームジョイント部のバンジー(伸縮)コード


伸びてしまっているのですね・・・

右の黒いのが新品のバンジー(伸縮)コード
フレームの間のコード、明らかに細くこの状態で返す訳にはいきませんっ

コード末端部を見てみれば、やはりこのままでは・・・むぅぅぅ



そしてフレームはボール盤の万力に挟まれて、ばらされる運命に


エンド部分の処理も施して



防錆防腐オイルを塗布して


今度こそ終了ーーーーっ!

これで安心して返納できます  よかった(笑)






1993年製 K-1エリート

当時のK-1のバウプレートはこのように溶接によって作られていました。
コクピット部分のフレームも、溶接を駆使した美しいフレーム構造を有していました。

新しいほど良い、古いから価値がある
そういった事に関してはそれぞれの方の考えであっていいかもしれません。

私が一つ言えることは、このカヤックが道具として使われ続けられている事
修理をされ、これから先も使われていく事


それがとても嬉しい事です。

うん、修理させてもらえて良かった(笑)


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岩手県 陸中海岸 鵜の巣断崖へ向け小本を出艇


「北山崎レストハウス営業中
道が悪い箇所がありますので、お気をつけていらしてください。」

わずか2行の言葉が、とても温かいものに感じます。

手伝いとか、物資運搬ではなく、
純粋に遊びに行かせてもらいます。(笑)


あの海を漕ぎたい。
あの人に会いたい。

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Feathercraft(フェザークラフト) カサラノ-S フットペダル改造 その1

2011.05.23 Monday
 カナダからの荷物、到着!

大きな段ボール箱二箱



カナダのフェザークラフト社から、
カヤック他用品やらパーツやら、いろいろ詰まって到着しましたー。


もちろん全て、待ちに待っての到着です。

その中で、一つ気になっていたのが、中央の銀の棒。。
と言うよりも、「フレーム」と言ったほうが分かりやすいですね(汗)

それと左下すみっこの「ピボットフットペダル」


これを使って・・・

「カサラノ-Sのスタンダードフットペダルをピボットフットペダルに改造しよう」計画!

http://www.kayak-laidback.com/kayak/feathercraft-kayaks/219.html
(↑ ピボットフットペダルに関してはコチラに記載があります。)




現在、カサラノ、カサラノ-Sはピボットフットペダルが標準装備となりましたが、
以前は図のようにデッキバーからフットペダルが吊り下がる形で配置されていました。



実際の改造前スタンダードフットペダルはこんな感じ

コクピット側からバウ(前部)へ向けて見ています。
フットペダルが吊り下がっています。



それを・・・現行のこれ「ピボットフットペダル」に替えるわけです。


使用するのは、先ほどの箱の中のフレーム
「カサラノ バウ チャイン フレームセクション シングルセクション ウィズ フットトラック」

。。な。。長い名前。。が2本

と、

「カサラノ ピボットペダル」

が1つ


施工は、フレームを2本交換すればピボットフットペダルは装着できるので、
さほど時間はかからずにできる様子。


その、施工の様子は次回に続きます。


カサラノにピボットペダルかぁーー
いいかもです(笑)


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岩手県 陸中海岸 鵜の巣断崖への道程を確認中


いろいろな事が変わってしまったかもしれないけれど、
人の心は変わっていない。

まだ三月も経っていないと、
あらためて今日思いました。


あの海を漕ぎたい。
あの人に会いたい。

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Feathercraft(フェザークラフト) カサラノ-S フットペダル改造 その2

2011.05.26 Thursday
前回のお話の通り。。。
カサラノ-S スタンダードペダルをピボットフットペダルに替える施工をします。

 http://life.kayak-laidback.com/?eid=21
(↑ 前回 Feathercraft(フェザークラフト) カサラノ-S フットペダル改造 その1)

用意するのは・・・

ピボットフットペダル(下段) カサラノ用

ちなみに上にある物は、今まで使用していたスタンダードフットペダル(改)
(改)というのは、ノーマル状態をちょっと改造したからです。


それと

カサラノ-S バウ(前部)フレームと、
ピボットフットペダルを取り付ける為の新たなフレーム2本。

長い名前のあのフレームです。(笑)


黄色、青色テープのフレームを、それぞれ上にあるフレームに入れ替えます。


一見大差無いように見えますが。。。


新しいフレームには、ピボットフットペダル固定に必要な「フットトラック」が付いています。


「フットトラック」はこのように、フットペダルの基部を留める為に使われるのですねー。



おさらいしますと・・・


施工前の状態では、吊り下げ式のスタンダードフットペダルの為、
黄色、青色テープのチャインフレーム部にはピボットフットペダルを固定すべきフットトラックがありません。

そこで、この黄色、青色テープのチャインフレームを、
フットトラック付きのチャインフレームに入れ替えようという寸法です。


では、一気にいきますっ!

バウフレームから、専用工具で該当するチャインフレームを外し。。。



ボール盤にてリベットを削り、現状のフレームを抜き。。。



新しいフレームをリベットで繋ぎ。。。



リベットの頭をフレーム面に馴染ませて。。。



マーキングテープを施し   これは黄色フレームですね。。。


あ、余談ですが、このテープ単なるビニールテープと違うのです。
フェザークラフト社が使っているテープをもちろん使ってます。


巷でよく目にするビニールテープは時間が経つと糊がはみ出て周囲がベタベタになります。
このテープはそれが一切ありません。


物は「3M製 471プラスティックフィルムテープ」というテープ

http://www.mmm.co.jp/tape-adh/single/filmtape/display_etc/index.html
(↑ こんなテープです。 住友3M 471プラスティックフィルムテープのページ)


話が脇道に反れましたが、施工のつづき  防錆防腐オイルを塗布して。。。





これが・・・  ビフォアー



こうなりましたーー   アフター
    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

完成ーーーーっ!  ピボットフットペダル装着です!

元のフットトラックが残りフットトラックが4本になった。。。
まぁ、いいでしょー

テンション用のバンジー(伸縮)コード
3番リブを入れていないので正位置ではありませんが・・・まぁ、許してください(汗)


現段階ではフレーム装着ですが、
このカサラノ-S、実際に組んで乗っての感想を聞きたいところですねー。



ピボットフットブレイスの利点は、
支点固定の為、ラダーを操作する際に足を前後にスライドさせなくて良いところです。

踏ん張りが効くと言えばいいでしょうか、フットタッチがだいぶ良くなって、
カヤックの操作へも良い影響を与えると思います。



ノーマルの状態でも、もちろん充分な性能を発揮しましょうが、
このように新しいアイデアを取り入れていける事もフェザークラフトの一つの魅力かもしれません。



それぞれの方の考えで楽しめる乗り物

今回の改造もまた、旅への楽しみに繋がることでしょう。


今度、このカサラノ-S、乗らせてもらお(笑)


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岩手県 岩礁の向こうには鵜の巣断崖



北東北の地図を開いた。

いつでも行けるように。


漕ぎたい場所が尽きない。

いつでも行けるように、思いを馳せています。


あの海を漕ぎたい。
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Feathercraft(フェザークラフト) K-1 エリート 1993年モデル その後

2011.05.29 Sunday
 先だってフレーム修理をさせていただいた 

1993年製 Feathercraft(フェザークラフト) K-1。

http://life.kayak-laidback.com/?eid=17
(↑ 1993年制 K-1 修理のページ)


正確には「K-1 エリート」というモデルですが、
修理したフレームを返納後、オーナーさんが写真を送ってくれましたー。

しかも。。フレームから完成の写真までっ!
ありがとうございまーす!


リブ(あばら骨)がちゃんと取り付けられていますねー。
良かった。。



この頃のK-1はスターン(後部)デッキにファスナーが有り、
そこからスターン(後部)フレームを船体布へ入れます。


これはスターン(後部)フレームが入り、テンションがかけられた状態。

あ! コクピットフレームも写っています!


コクピットフレームを拡大


アーチ状のフレームが、それぞれの縦方向のフレームへ溶接されていますねー。
今見ても、やはり思うのは。。惜しみなく手がかけられた造形の美しさ。

いいですねーーーっ


そして。。。


完成ーーーーーっ!


と、私が組み上げた訳ではないのですが、
このような写真を見ると若干興奮してしまいまして。。はい(笑)


うん、今見てもビューティホーな船体ですが・・・
この個体というのでしょうか、写真のK-1がまた美しい。

オーナーさんのこのカヤックへの心持ちが伺えます。


こうやって組み上がりの写真を見せていただけるって、ほんと嬉しいです。
もう一度、心からお礼を。

ほんとうに、ありがとうございました。

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岩手県 宮古市 日出島を望む


東北に「シーカヤック」という言葉が通じる町があります。

市場のおばちゃんも、漁師のおじちゃんもシーカヤックを知っている町。

その土地のシーカヤックに携わる方々のおかげで、
そこを旅する者も恩恵を受ける。


恩を返すのに遅すぎると諦める事はない。

今こそ、その時。


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1990年代のK2 Expedition(K2 エクスペディション)

2011.09.18 Sunday

事は7月末の頃に遡りますが、
お客様からいただいた一本の電話をきっかけに・・・

これを譲り受けました。

とてもよい感じに色褪せた青いコーデュラナイロンのバッグ


中身はというと・・・

K2 Expedition(K2 エクスペディション)です!

コーデュラナイロンデッキにヘビーハイパロンハル、ファイバーグラスコーミング。
1990年代のモデルですね。

全長:5.87m  全幅:85cm  重量:39kg  さすがのサイズですねーー。


しかしながら、5.87mという、この一見半端な長さの全長、
当時のFeathercraft(フェザークラフト)社の工場で作れた目一杯の長さらしいです。

そう聞くと、5.87mという長さに「人の手によって生まれた」実感を覚え、
なんだか温かみさえ感じたりします。(笑)



ちょっとパーツを拝見っ。

フレームはメインとなる部分はスクエア(四角)フレームで構成されます。



リブは6枚。 比較対象が無いのですが、コクピット前後のリブはやはり大きいです。




重ねた年の分、修理すべき場所もでてきています。

本来このリベットにはフレームを留める為のゴムベルトがありますが、
経年の変化からゴムベルトは破損していました。



こちらは、通常は「3」リブのようにノブがありますが・・・
「4」リブのノブは取れています。


他に見受けられた要修理箇所は

一部のフレームで、フレームを繋ぐバンジー(伸縮)コードの伸び。
スポンソンエアチューブ(船体布の両サイドに施されたエアチューブ)の穴あき。
船体布デッキ部分の艤装類のロープの縮み。

船体布を見ると・・・

このように補修箇所があります。

が、これに関してはこのK2の旅の記憶、言わば「旅の思い出」ですので、誇り高き傷跡として受け継いでいきます。(笑)


譲り受ける時に旅のお話をいろいろ伺いました。
ご夫婦でこのK2に乗って、たくさんの風景をご覧になられた様子を伺いました。

そして、引き取る時の「よろしくお願いします。」の言葉。


「思いを繋ぐ」と言ったら大袈裟かもしれませんが、
カヤックってそんな道具であっていいような気がします。


そんな訳でこのK2、修理を施して再び水の上へ計画スタートです!

紺屋の白袴にならないようにがんばろっ。(笑)


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JR女川駅


「写真撮っていって。 なにも無いけど(笑)」

代行バスの運転手さんは、それに続けてどこに何があったかを教えてくれた。


「私らはいいんだ、こうやって職もあるし でも・・・  あ、学生さん?(笑)」

気を遣いすぎですよ、運転手さん(汗)


「でも・・・」の先の話、また会えたらしてくださいね。


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1990年代のK2 Expedition(K2 エクスペディション) その2

2011.09.25 Sunday
譲り受けたコーデュラ K2 Expedition(エクスペデイション)

http://life.kayak-laidback.com/?eid=38
(↑ 前回「1990年代のK2 Expedition(K2 エクスペディション)」の記事)
 

時間を見つけて少しづつ手を入れていこうと思いまして。。


上はK2フレーム図ですが。。。まずは、図の赤い部分。

「チャインチューブ ウィズ オーバースリーブス」

中央部下段両サイドのフレーム、チャイン部分ですね。


こちらが3節の丸フレームがバンジー(伸縮)コードで繋がっておりますが、
そのコードが伸びてしまっています。


こんな風にゆるーい感じですね。

あ、下のフレーム、パイプが二重になっていますねーー。
この外側のパイプが「オーバースリーブ」です。

一回り細いメインの丸フレームの合わせ目の上に、
このオーバースリーブをずらし被せてメインフレームが繋がる仕組みです。



「オーバースリーブ」をずらし。。。

隙間が埋まり、繋がるっ!  という仕組みです(笑)


バンジー(伸縮)コードの話だった(汗)

そう、伸びていたので、K2の修理初めはここからっ!いざ交換っ!


フレームをボール盤に固定して。。


リベットを取ります。


コードの末端を引き出して。。。


ブチッと遠慮なく切って


古いコードを抜き


新しいコードのエンド処理をし、リベットを留めれば。。。




ピシッと引き締まる本来の姿に戻ります。

まだ修理第一段階ですが・・・完成ーーーーーっ(笑)
 

次はどこをやろうかな。。。スクエア(四角)フレームに手をいれましょうかね。


修理、まだまだ続きます(笑)


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愛しき三鉄(三陸鉄道) 小本駅



「また一歩から、一緒にはじめよう」

三陸鉄道のポスターの言葉



「何ができたか」よりも、まだまだ「何ができるか」

一緒にはじめるに、「遅い」はないですね。


と、倉庫で使えそうな物をあらためて漁ってみよ。


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1990年代のK2 Expedition(K2 エクスペディション) その3

2011.10.05 Wednesday
 
タツオくんの目を盗んだり、仕事終えての楽しみ、といった中で、
K2の修理は相変わらず遅々としておりますが進んでいます。


http://life.kayak-laidback.com/?eid=39
(↑ 前回の修理箇所はコチラをどうぞ。)


さて、今回の修理箇所は…

はいっ、赤い部分。「エラストマークリップ」というパーツです。


該当箇所はここの部位っ


劣化して取れてしまったゴムバンドの部分。


パーツはこいつ


この黒いバンドと左側にあるピンを総称して「エラストマークリップ」といいます。

ちなみに、このパーツの価格が意外とします。。。


1つ…


1,000円(汗)


修理すべき箇所は合計で12箇所だから。。。12,000えんっ!!

うーーん、でも、フレームを繋ぐ大事なパーツなのでいたしかたない。
日々の500円玉貯金から払います。(泣)


で、このパーツ、予めリベットもセットされているのですが…


フレームよりもリベットのほうが明らかに長いのです(汗)


ほらほら、5mmくらい長く、セットした段階では リベットの長さが間違っているんじゃないか?
と、思うほど。


そんな不安をかかえつつ、リベッターで数回に分け打ち込む事にしたのですが、
打ち込むたびに長さは短くなりフレームには納まっていくものの。。。

とにかくリベットが固いっ!  

どれくらい固いかって、写真を撮り忘れちゃうほどに固いっ!


なんとか奮闘し、やっと写真を取れたのは打ち終わってからの出来事。

なので、手前側はすっかり出来上がった姿となってます。

奥が打つ前なので、その差がおわかりでしょうか。。
奥の浮いている分を、ひたすらリベッターで引き縮める訳です。

もちろん、マンパワーで。。。


と…とりあえず、2箇所をやって…放心(汗)

あと、10箇所…あるです。

終わる頃にはパドルのシャフトを握りつぶせるほどの握力になっているかも(汗)



あ、余談ですがK2のキールバー、パーツが解りやすいように番号が記されています。



ステンシル風の数字がアルミフレームに刻まれてます。

この数字、フレームをガリガリとけがいたように刻まれていて妙に無骨。
しかしながらこの無骨さが妙に温かみを持っていたりして、
K2エクスペディションの好きな所の一つです。


しかしながら、あと10箇所。。。

がん…ばろ(汗)


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国道106号線 宮古市に入る。


「あー、シーカヤックしにきたの(笑)」

市場のおばちゃんの口から出た「シーカヤック」に驚き、そして喜び。


この街のカヤックへの愛着は、この街のカヤックに携わる方々の賜物。

恩恵をいただいている僕ら、今こそお返しをしたいと思います。


あの海を漕ぎたい。
あの人に会いたい。

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ウィスパー2艇のリペア  その1

2011.11.04 Friday
なんと言えばいいのでしょう。

「集まる」と言えばいいのでしょうか。


ある艇種に纏わる仕事をさせていただくと・・・
例えばそれが試乗、例えばそれが修理。

するとその後、不思議な事のその艇種に纏わる仕事が続いたりします。


ほんと不思議なのですが、先だってのウィスパー組立説明

http://life.kayak-laidback.com/?eid=48
(↑ 先だってのウィスパー組立説明の記事はコチラ)



あれ以来、ウィスパーさんに集まっていただいてます。(笑)

修理のご依頼2艇、パーツのご注文2艇。。。計4艇!


うーーーん。。。なんとも不思議です(笑)


まずはコチラのウィスパーさん
P1020118.jpg
「バンジーコードが切れてしまって・・・」と、ご依頼を受けたフレーム


該当箇所は・・・
P1020121.jpg
上の写真内、斜めに切欠けたフレームと・・・


P1020120.jpg
こちらの写真内、外皮が切れて内側の白いゴム部が見えている部分の計2箇所


切れ欠けたフレームをよく見ると・・・
P1020124.jpg
フレームの末端が斜めに削れて鋭利な刃物のようになっています。


ここで一考、原因を探ります。

バッグに収納された状態でカートに載せ引いている。。。
バッグと地面が触れる、バッグに穴が空く、フレームが飛び出す。。。

地面にフレームが触れて、削れる。(汗)


オーナーさんに伺ったところ、やはりその状況にてフレーム削れは起きた模様です。


では、早速作業開始!

まずは、要修理フレームをアッセンブリーから外します。
P1020136.jpg
ナットツールという専用工具(左の鉄の棒)でナットの回り止めをし、
ヘックスボルトを外します。


P1020138.jpg
ナットツールがこんな感じでフレーム内のナットを掴んで?ボルト&ナットを外せば、
フレームもアッセンブリーから外れます。


P1020142.jpg
リベットを外すと、中からは切れたバンジーコードの名残りが出てきました。
削られたフレームにより、切断されてしまったんですね。。(泣)


P1020141.jpg
この切欠けの為にフレームのガタつきなどの影響が出るようであれば、
もちろんフレーム交換となるのですが。。。
仮組みした様子では充分に許容の範囲であった為、今回は再生の道を選びました。

刃物状態になった切欠け部分にヤスリを立て、入念に面取りをします。


P1020143.jpg
面取りが終了すれば、あとはいつものように新しいバンジーコードを用意して・・・


P1020144.jpg
リベットを施せば・・・

P1020145.jpg
ひとまず、完成ーーーーっ!

と、言っても、実際に漕いで使っていく中でこの切欠けが何か影響でないか。。。
気にかけておかないといけませんね。


次回は、あともう1箇所と、気になる部分の掃除を・・・です。(笑)


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北東北・小本漁港 港までの坂道 



冬が来ますね。


「冬が来る前に」

古い歌の歌詞を思い出しています。



あの海を漕ぎたい。
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ウィスパー2艇のリペア  その2

2011.11.08 Tuesday
 ウィスパーさん

一箇所目のバンジーコード交換に続き、二箇所目の作業です。

http://life.kayak-laidback.com/?eid=49
(↑ 前回、1箇所目のバンジーコード交換の記事はコチラ)


二箇所目はこの部分・・・
P1020128.jpg
バンジーコードの外皮が破れ、中のゴム部分が露出しています。


P1020153.jpg
こちらの原因も削れたフレームがナイフエッヂのようになり、
外皮を切り、中のゴムを1本また1本と・・・


なんて、わざわざ声を潜めて恐そうに言う事もないですね。(笑)


リベットを外してみると・・・
P1020154.jpg
このような状態で繋がっていました。

一箇所目の接続部のバンジーコードは切れていましたが・・・
思えば、撤収時にフレーム紛失などされなくて良かったー、と思います。



フレーム内のバンジーコード

カヤックを使っていれば、伸びもし切れる事だってもちろんあります。
だからこそ、交換可能でもあれば、このようにその部位のみで交換しやすくもできているのですねーー。


一箇所目に同じく、ナイフエッジを面取りし、新しいバンジーコードを組み込めば・・・
P1020156.jpg
このように、再生いたします。(笑)

こちらのフレームも、ガタも少なく通常使用に充分耐えられる状態でした。



このあとはフレームアッセンブリーに修理を施したフレームを戻せば

完成ーーーーっ(笑)


・・・なのですが


その前に!これっ!
P1020147.jpg
フレームを留めていたボルト

若干、粉っぽいものが付着してます

これは何かと言えば。。。塩が固着したものなんですねー。


これを見てはこのまま戻せません。
・・・ので、真鍮ブラシで柔らかく掃除っ(笑)


P1020148.jpg
よろし(笑)

真鍮ブラシは柔らかく当てるがが肝心ですねーーー。
ガシガシやるとブラシが寝て磨き効果を得られません。(汗)

ナットっ
P1020149.jpg
よろし(笑)  


これで元の状態にアッセンブリーに組み戻し・・・
完成ーーーーーっ(笑)


使われていながらにして、潤滑剤も行き届き、オーナーさんの愛情が伺えるフレームでした。


ありがとうございました。

これからもウィスパーと一緒に良い旅を。

(笑)



続いて、もう1艇のウィスパーさん

こちらは応急処置。。。


つづく

**************************************************************

宮古市 宿漁港の住人



猫が顔を洗う姿になんだかホッとしたりする。

人はこそもちろんだけれど、
人が住む場所で暮らしていた動物達にも早く日常が戻ればいいなって思います。


それを見ては安心もできる時間があると思うから。



あの海を漕ぎたい。
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ウィスパー2艇のリペア  その3

2011.11.12 Saturday
1艇目のウィスパーさんの修理を終え、続いて2艇目です。


要修理箇所はここ
P1020170.jpg
バウフレームアッセンブリーのフレームを留める高密度ポリエチレンのプレートですが、デッキバーを留める基部に割れが生じました。


別写真で説明させていただくと・・

赤丸の部分ですねー。

割れてしまった場合、修正ができません。

と言うよりも、修正をしたとしてもその部位に必ず再び破損が生じ、
それが漕いでいる最中に起こる事を想えば、修正での対応はしません。


という訳で、高密度ポリエチレンプレートの交換が必要です・・・

が・・・数日後の旅の予定を前にしてのこの状況


なんとか・・・うーん  なん・・とか
P1020171.jpg
で、よしっ!って事で、こんな形にてその数日を持たせます。

両面からアルミプレートをステンレスビスで留めての補強っ。


横から見ると・・・
P1020172.jpg
こんな感じ。

補強後、元の穴へドライバーを差し込んで大きな力を加えても、傷が開く事は無し。
ずっとこのままではいけませんが、数日ならばサーフィンをしてももつでしょう。

ひとまずは、オーナーさんのお手元へ返送。


とは言うものの、早くバウプレートが届いて交換したいっ(汗)


なんて言っている矢先。。。




P1020190.jpg
カナダからの荷物が・・・

届きましたーーーーーーっ!! 



しめたっ!まだ間に合うぞ・・・と、ばかりに
P1020191.jpg
新しいバウプレートと工具を車に載せ、お客さん宅へ押しかけていまいましたっ。(汗)


で、ご自宅の前をお借りしての交換作業
P1020193.jpg
古いバウプレートからフレームを外して、新たなプレートを組み付ければOK!


P1020196.jpg
ヒビの入ったプレートに施した補強を外し、力を加えたら・・・

はい・・・バキッと折れました。折りました。(汗)



P1020198.jpg
チャイン、ガンネル、デッキとフレームを戻し組んで

完成ーーーーーっ!!  


あー、すっきりした。(笑)


ヒビの入ったバウプレート
キールフレームの助けもあり補強を入れた状態でも漕げたでしょう。

しかしながら、心配を携えてパドリングはしたくないものです。
させる側であってもいけませんね。


いやいや、本当に届いて間に合って良かった。



よかったぁぁぁぁぁ!!

(笑)


**************************************************************
小本橋の鮭


鮭が遡上する川が東北にはいくつもあります。


震災後、鮭の遡上が心配されていましたが、
鮭遡上のニュースを見て少し安心できました。

その数は正直わかりませんが、その事柄が明るい兆しとなる事を祈るばかりです。


あの海を漕ぎたい。
あの人に会いたい。

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